楽器演奏は脳にどのような影響を与えるか (How Does Playing an Instrument Affect your Brain?)
思いがけないアイデアに出会える楽しみがあるので、私は時々 TED を視聴している。TED は Technology Entertainment Design の略で、著名人が感動的なプレゼンテーションを行っている。最近では英語の字幕も出るので、英語があまり聞き取れない私には有難いことである。
最近視聴した "How Does Playing an Instrument Affect your Brain?" は、私に希望を与えてくれた。私ごとになるが、三年前の 2018 年に、脳の血管閉塞という病気に罹った。最初は眩暈の症状が出たので、耳鼻科に行って、薬を処方してもらったが、全く効果がなかった。
二カ月くらい様子を見たが、まったく治らないので、脳神経外科に行って、MRI を撮ってもらった。思いがけないことに脳血管が閉塞していた。手足の麻痺がなかったのは、ゆっくり閉塞して、その間に毛細血管が発達したのが理由のようだ。(この間の事情については、いつかゆっくり話してみたい)
だからなるべく脳を刺激したほうがよいと思うので、「楽器演奏と脳」の関係を語っている、この TED の情報に飛びついたわけである。
音楽を聴いても脳の刺激になるが、楽器演奏のほうがもっと刺激になるようだ。
Listening to music has some interesting effects on the brain, but it turns out that playing an instrument is even comparable to “whole body exercise” for the brain.
(訳) 音楽を聴くことは、脳にある程度の興味ある効果があるが、楽器を演奏することは、脳の「全身運動」になることが分かっている。
私は若いころからギターを弾いているが、最近はあまり弾いてない。この映像を見てからこれから毎日演奏しようと決意した。
楽器の演奏は、右脳と左脳にコントロールされる運動が必要になり、それが脳に刺激を与えるようだ。
The most striking difference between listening to music and playing: playing requires precise motor skills that are controlled by both the right and left brains.
(訳) 音楽を聴くことと楽器演奏とのもっとも顕著な違いは、楽器の演奏が、右脳と左脳にコントロールされる運動技能が必要となることである。
すなわち、楽器演奏は右脳と左脳を同時に働かせていることになる。さらに楽器演奏の長所が続く。
It was found that playing music strengthens and activates the connection between the corpus callosum, which bridges the right and the left brains, and promotes information transmission in the brain through various routes faster.
(訳) 楽器を演奏することは、脳梁間の連結を鍛えて活性化することであり、それが右脳と左脳を連結し、様々なルートを通って情報伝達を促進することが発見された。
専門ではないので、あまり詳しいことは分からないが、楽器の演奏は脳の活性化によいことは間違いない。明日から時間を見つけてギターの演奏をしよう。
